.
左図の様にサンプルを楔型に研磨を実施し、赤い印部分のTEM観察を行います。
右図はトライポッド研磨だけで仕上げた試料断面TEM画像。 PtSi/Si界面の厚さは725Åです。Si部分には研磨によるキズはみられません。
表面のアモルファス化を起こすことなく、機械研磨のみで、研磨によるキズがない状態で界面の状態まで観察ができます。
魚耳石には、毎日非常に細かい線の輪が形成されています。 成長の良いときは広く、成長が悪いときには狭くなるので、木と同じような年輪が形成されます。 これを日輪と言い、日輪の幅や本数を観察することは、魚の年齢・成長率・行動範囲を研究する上で非常に重要になってきます。 通常、耳石の観察はテクニックを要するのですが、適切な機器を選ぶことで再現良く観察を行うことが出来ます。
下図はイワシの耳石です。赤いラインの箇所で断面を観察する必要があります。 この際にSBT590を使用することで容易に断面を出すことが出来ます。
研磨を行う際には、事前にパイレックスインサートへWAXで固定します。
観察できるようになったサンプルは、SBT650を使用して適切な位置でカットを行います。
カットに必要な時間は2分です。 カット後のサンプルはスライドガラスなどで固定し、顕微鏡で観察します。
資料請求などもこちらからどうぞ。お気軽にお問い合わせください。