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LI-600は、開放式定常状態での同化箱法を用いて、高速かつ正確な気孔コンダクタンスの測定を実現しました。 まず、チャンバーを出入りする流量と水蒸気のモル分率の測定から蒸散速度(E)を定量化します。一方で水蒸気に対する総コンダクタンス(gtw)はEと、 葉内とチャンバー内の蒸気圧から算出します。最後に水に対する気孔コンダクタンス(gsw)を、総コンダクタンス(gtw)と水蒸気に対する 葉面境界層コンダクタンス(gbw)より算出いたします。
クロロフィル蛍光の測定は光合成研究をする上で重要なパラメーターの一つです。
同一面積にて、気孔コンダクタンスと同時に計測することで、植物の生理学と健康について、より完全に捉えることができます。
LI-600は矩形フラッシュに加えて、マルチフェーズフラッシュ(MPF)にも対応しており、最大蛍光値(FmもしくはFm')の過小評価を防いで、各種
クロロフィル蛍光パラメーターの正確性を向上させます。
気孔の開口部では、葉内と大気間で水蒸気と二酸化炭素のガス交換を調整しています。光、二酸化炭素、温度や湿度などに対する水の気孔コンダクタンス(gsw)は、気孔の開放度と数値を測定します。 植物の遺伝子構成を示す指標であり、環境への生理的反応を表すものです。 一方、クロロフィル蛍光の測定は、葉の量子効率、電気伝導率(ETR)、非光化学消光(NPQ)だけでなく、光エネルギーを 過剰に吸収した葉を保護するさまざまな反応を数値化することができます。
気孔コンダクタンスとクロロフィル蛍光の同一面積同時測定により、いずれか一方の測定を行う場合に比べ、より完全な植物の生理学的状態を知ることができます。 こうしたプロセスを理解することは、遺伝子工学スクリーニング、農学、植物生理学、生態学、気候変動の研究、ストレス耐性など多くの研究において重要です。
わずか数秒で気孔コンダクタンス(gsw)の数値が安定
異なる種においてスピーディーな計測を実現
ユーザー設定可能な安定基準、安定時に各計測値を自動記録する機能
【左図】3つの異なる植物の隣接する3枚の葉を一日のうちの異なる時間帯に測定したグラフです。一連のデータを見やすくするためにプロットしており、測定開始から6~9秒で気孔コンダクタンス(gsw)の測定を完了していることを示しています。
それぞれの最終測定結果値は以下です。
オレンジ:日の出直後の大豆-gsw=0.055
青 :正午近くの大豆-gsw =0.17
緑 :日中のタバコ-gsw =0.51
各データはLI-600で2Hz測定の結果です。
LI-600は周囲条件下で様々な植物を素早く計測できる一方、LI-6800では、管理された状況下で炭素同化作用やその他様々なパラメーターを用いることで、より詳細な分析を行うことができます。LI-6800は葉を特定の気温、CO2、水蒸気、光の状況下におくために、リーフチャンバーの状態を正確に管理します。高度な自動制御によって、CO2、光、気温、飽差(VPD)を含む変数の応答曲線への対応を可能にしました。また、LI-6800のクロロフィル蛍光測定ユニットは、遠赤外LEDと赤と青の照射LEDを搭載しています。
土壌CO2フラックスや昆虫の呼吸作用といったさまざまなアプリケーションに応じたチャンバーを用意しております。
資料請求などもこちらからどうぞ。お気軽にお問い合わせください。
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