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渦相関測定法は、空気の渦と温室効果ガスや熱エネルギーを高速かつ高精度で測定することにより、エリア空間の物質収支を把握することのできる手法です。世界各地の観測サイトで利用されている世界規格の測定手法で、超音波風速計と高速高精度CH4 + CO2 + H2O分析計を設置することで測定ができます。
湿地帯でのCH4 Flux、CO2 Flux、H2O Flux
(上グラフ)
一般的に湿地帯では微生物から発生される土壌中のメタンが放出される傾向にあります。CO2は植物が生育している温暖環境時には固定され、Smart Flux 2 システムではその検証や実証を行うことができます。
「LI-7700」、「LI-7200RS」、「LI-7500RS」と組み合わせることにより、省エネ仕様のCH4 + CO2 + H2O + 顕熱・潜熱の総合フラックス測定システムへの拡張ができます。全てのデータはSmart Flux 2 CPUにより完全演算されFlux値として自動記録されます。
LI-7700のCH4測定レーザーは0.5mのパスを30往復し、総長30mのパス長となっています。レーザー光源は1.6μm付近のメタン吸収波長となっており、光学フィルターを用いることなく直接レーザーの減衰を検知することができ、レンズの曇りや汚れの影響を受けにくい構造となっています。
鏡面凹レンズを向かい合わせることによりレーザーを多重反射させ、光路長を長くし高感度を得る技術です。他の光学方式ガス分析装置で、LI-7700と匹敵するような精度を求める場合、光路長数キロメートルまで必要とします。LI-7700はより少ない反射で測定することができ、ミラー汚れの影響を受けにくくなっています。
高さ2.5m、CSAT-3 超音波風速計との測定にてFluxを算出しております。拡大部は1日24時間における1時間平均の濃度変動を示しています。この日は夕方の低い風速環境下で地表付近にメタンが溜まっておりましたが、翌朝風速が増加した際には大気中へメタンが放出されている状態が確認できます。この現象が毎日1年を通じて取得することができます。ガス分析計の精度はその測定光路長に比例をしますが、測定光路長は30m。レーザー減衰の影響を受けにくいWMS方式にて、CH4吸収レーザー波長を用いた高精度なオープンパス アナライザーです。
セルフクリーニング機能(時間設定/ミラーの汚れによって自動クリーニング)を搭載しています。また、ミラー上下には、ミラーヒーティング機能を搭載し、結露や霜によるレンズの濡れも自動乾燥させることができます。ポンプ不要なオープンパス構造により、低電力(8W)運転を実現し、野外での長期安定測定が可能となりました。耐候シールドにより外気温の影響をほとんど受けない設計になっています。
LI-7700は新製品であるSmart Flux 2システムを搭載することにより誰でも簡単にリアルタイムで最終Fluxの測定データを取得することができます。今まで煩わしかった生データの解析やロガープログラムの組立も一切必要ありません。 専用ソフトを介してイーサネットで遠隔地からのサイト管理もができ、正常測定の診断も迅速に行えます。
アナライザーダッシュボード
装置のダッシュボードにはアナライザーの診断情報、接続状態、測定情報、リアルタイムの渦相関結果が表示されます。直観的インターフェースによって不可欠な渦相関設定を一括で行います。サイト情報も記録しやすくなり、より簡便に設定を行うことができます。
EddyPro®ソフトウェア
Express / Advancedモードでデータを処理する際、Eddy ProソフトウェアはSmart Flux 2 CPUユニットもしくはPCを使っ てリアルタイムに完全に処理されたフラックス結果を計算します。Smart Flux 2 CPUユニットを使ってEddy Proソフトウェアを起動します。
FluxSuite™ソフトウェア
Flux Suiteによって、お使いのPCやスマートフォンからアクセスすることによって、Edd yProの結果や装置パフォーマンスをリアルタイムで確認することができます。これにより、研究者間のネットワークとコラボレーションを実現し、サイトで問題が発生した際はメール通知が送られます。
資料請求などもこちらからどうぞ。お気軽にお問い合わせください。
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